梅の花の多くは、細い枝に点在するように咲いています。細枝は、画面に流れや方向性を生み出します。けれど、重みや硬い質感はないので、画面を安定させたり、花びらの柔らかさを強調することが出来ません。そこで、太枝の黒々した重みやゴツゴツした質感を取り込んでみました。
花と太枝の組み合わせで画面がどうなったか、作例をご覧ください。作画上の留意点は
、①太枝は、花と重ならず画面を安定させる位置に取り込む。②できれば太枝にもピントを合わせる。③太枝や細枝が錯綜するので、背景はできるだけシンプルに処理する。
〔データ〕 キャノンEOS Kiss X3 + コンタックス・バリオゾナー80~200㍉ + マウントアダプター WB:太陽光 JPEG