ヒマワリ(キク科)の花ほど、夏を感じさせる花は無いでしょう。太陽をイメージさせる大きく黄色い花は、夏空の青色と好対照です。晴れた夏の日、青空を背景にヒマワリを撮るには、太陽を背にして順光の位置から撮るのが基本です。ですが、この作品ではセオリーと逆に、太陽に向かって逆光位置から撮り、青空とヒマワリを再現してみました。
この撮影でのポイントを挙げてみます。
①太陽をヒマワリで隠すような位置を選ぶ。②青空が再現するよう露出補正する。③ストロボを発光し、調光補正でヒマワリの明るさを調整する。④ヒマワリから雲まで見通せるよう、レンズの絞りを絞り込む。⑤太陽の“漏れ日”が花の隙間から出るカメラ位置を探す。
〔データ〕 ソニーNEX-5N + E18~55㍉ 絞り優先オート F20 WB:太陽光 JPEG ストロボ使用 撮影地:板橋区内