開花期の短い
ヒガンバナ(ヒガンバナ科)ですが、いくつか撮り方の作例を載せて行きたいと思います。
まずは群生するヒガンバナを撮る場合の留意点を考えます。目前の群生のスケールを出すには、花数を多く取り込みます。ですが、単に数が多いだけでは、どの花からどう見て行けば良いか、写真の観賞者に伝わりません。
風景写真で画面構成する際に、近景⇒中景⇒遠景の順に素材を配置するやり方があります。花写真でも、群生をまとめるには同じ構成法が有効です。この作例では、《近景=手前の充実した群落、中景=花が綺麗に点在するメインの群落、遠景=群生の終わりと視線の終着ポイントとなる木立や植え込み》と配置しました。
〔データ〕 ソニーNEX‐F3 + E PZ 16~50ミリ F3.5-5.6 OSS 絞り優先オート F16 WB:太陽光 JPEG 撮影地:小石川植物園