シュウカイドウ(秋海棠・シュウカイドウ科)の花を見ると、いわゆるベゴニアの仲間と一目でわかります。温室や鉢植えでお馴染みのベゴニアですが、シュウカイドウは自生に近く、湿り気のある斜面などに群生も見られます。江戸時代初期に園芸用で持ち込まれ、各地に広まったようです。
花は、『雌雄同株異花』と呼ばれ、同じ株に雄花と雌花が咲き分けます。茎の上の方に咲くのが
雄花で、丸くまとまった黄色い雄シベが目立ちます。
【撮影アドバイス】 シュウカイドウの雄花は、赤い茎でつながり複数の花を咲かせます。その様子がわかるように、横並びの花の2~3輪にピントが合うよう、花から等距離の位置にカメラをセットします。さらに、薄いピンク色の花が目立つように、各花の背景が暗めとなるカメラの高さを選びます。花が露出オーバーにならないよう、マイナス側に露出補正して撮影します。
〔データ〕ソニーNEX‐F3 + タムロンSP AF90ミリF2.5マクロ(ミノルタAマウント) + LA-EA1アダプター(α→NEX) 絞り優先オート F4 WB:オート JPEG 撮影地:板橋区内