キキョウ(桔梗・キキョウ科)は、日本・朝鮮半島・中国・東シベリアに分布する多年草です。6~9月に紫~青紫色の星型の花を咲かせます。近年、個体数が減少して、環境省から絶滅危惧種に指定されています。
その花は雌雄同花ながら、雄シベと雌シベの成熟に時間差があり、雄シベが成熟して役割を終えてから、遅れて雌シベが成熟します。これは、自家受粉を防ぎ、健全な交配を行うための工夫と言われます。
写真中央の花は、開花間もなくでシベは未成熟です。左側の花は雄シベが成熟、右側の花は雄シベの後で雌シベが成熟しています。
〔データ〕ソニーα6000 + キャノンEF-S55-250ミリ F4-5.6 IS STM + マウント・アダプター(キャノンEOS→ソニーEマウント) 絞り優先オート F7.1 WB:太陽光 JPEG 撮影地:東京都薬用植物園