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2006年 10月 29日

crystal-wayの作品(動感表現と二焦点ソフト)

ここでは、やや技巧を使った作品を載せてみます。「動感表現」は、露光中の被写体ブレにより、動きを表現するものです。ここでの被写体はコスモスで、特に強風の条件のため、この表現を試みました。「二焦点ソフト」は、カメラの多重露出機能を使った二重露出で、距離の異なる被写体の両方にピントを合わせる技法です。

「動感表現」
この表現の場合、ブレて写るものと静止したものを対比させることで、より動感が伝わります。そこで、コスモス畑の奥の立木や空の雲を取り込み、そこまでピントが届くようにしました。広角レンズで手前から奥までフレーミングして、絞りを絞り込むことで、ピントを深くし同時に低速シャッターにすることができました。撮影にあたっては、通常の撮影と逆のタイミング、つまり、風が最も強く花が大きく揺れる瞬間を狙います。
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      〔データ〕 ペンタックス MZ-S + 20-35㍉  CPLフィルター   フジクロームベルビア

「二焦点ソフト」
望遠レンズやマクロレンズで花の接写をするとき、カメラからの距離の異なる2つの花にピントを合わせたいことがあります。絞りを絞ったり、狙うアングルを変えたりで解決しない場合、この技法を使ってみます。要は二重露出なので、露出を-1補正で2回露光します(条件により可変)。ここでは第1露光でヒガンバナにピントを合わせ、第2露光でノギクに合わせました。この技法では、距離の異なる必要な2箇所にピントを合わせつつ、他をボカすことができます。ただし、両方のピント画像にボケ像が被って、いわゆる「ソフト効果」が発生します。
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 〔データ〕 ペンタックス MZ-S + 70-300㍉   フジクロームベルビア  

by crystal-way | 2006-10-29 01:48 | 秋の花 | Comments(16)
2006年 10月 26日

スナフキンさんの作品(やさしいボケに包まれて)

淡いオレンジ色の花を、背景のフワッと柔らかいボケで包み込みました。裏を返せば、ピントの奥行きが極めて浅いのですが、花の先端の平面な部分に上手く合わせています。それに、左側のサブの花にもピントを合わせて、花の形も十分に伝わります。さらに、色の基調になっている淡いオレンジ色と、背景のグリーンが引き立てあい、上の暗い空間が、画面の引き締め役になっています。色彩・明暗・配置などのバランスが釣り合って、この作品の魅力を醸し出しています。
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   〔データ〕  キャノンEOS-5 +  150㍉マクロ       コダック エリートクローム100

by crystal-way | 2006-10-26 19:32 | 秋の花 | Comments(10)
2006年 10月 22日

ミッチーさんの作品(ユリ)

オレンジ色で、造形のしっかりしたユリの花を撮っています。画面中央の大小の蕾を境に、左右に花を配置して、いわゆる「シンメトリー構図」をとっています。この構図で、画面は静的安定を得ています。ただし、背景のピンク色のボケに関しては、いくらか構図を妨げているようです。できれば、カメラ位置を上げることで背景のボケも上げて、ユリの花に重ならないようにすると、スッキリした絵柄になるはずです。
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  〔データ〕 ニコンF100  + 70-300㍉        フジクロームベルビア

by crystal-way | 2006-10-22 19:02 | 初夏~夏の花 | Comments(4)
2006年 10月 20日

crystal-wayの作品(コスモス~順光と逆光~)

秋の花を代表するコスモスです。けれど、いざ撮影となると、どんな条件でどういう絵柄にしようか迷ってしまいます・・。ここでは、晴れの日の光をできるだけ生かした作品として、順光と逆光の作品を載せてみます。

〈ほぼ順光で撮影〉
狙いは手前の白いコスモスと背景のピンク色のコスモスの対比ですが、背景が陰になるようにして、明暗とレンズのボケで主役の白花を強調しました。
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〈ほぼ逆光で撮影〉 
逆光に透過するコスモスの花の造形とグラデーションを、ストレートに捉えました。画面が安定するよう、大きさの違う2輪で構成しました。
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   〔共通データ〕 ペンタックスMZ-S + 70-300㍉     フジクロームベルビア

by crystal-way | 2006-10-20 00:53 | 秋の花 | Comments(14)
2006年 10月 17日

スナフキンさんの作品(ギボウシの花)

真っ直ぐに立った茎に、白~紫色の細長い花をたくさん付けるギボウシの仲間です。オオバ(大葉)ギボウシ・コバ(小葉)ギボウシ・、ミズ(水)ギボウシなど、種類が多いようです。いずれも、よく見ると綺麗な花をつけます。ただ、花が集まって咲くため、撮影しにくいです。ここでは、中心の花に正面から向かい、周りの花をボケで分離しています。柔らかい光で、花の紫色の模様が描写されました。
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   〔データ〕  キャノンEOS一眼  +  150㍉マクロ    コダック エリートクローム100      

by crystal-way | 2006-10-17 21:00 | 初夏~夏の花 | Comments(10)
2006年 10月 14日

タッキーさんの作品(オイランソウ)

よく見かける園芸植物ですが、ハナシノブ科フロクス属で、花色にバリエーションがあるようです。ここでは、白花をポイントにして、背景にピンク色をボケで取り込み、彩り豊かな画面にしています。柔らかな光の下で、グリーン基調の中、花の色が引き立ちました。
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   〔データ〕  キャノン EOS-1N  + 70-300㍉       フジクロームベルビア

by crystal-way | 2006-10-14 07:17 | 初夏~夏の花 | Comments(8)
2006年 10月 11日

crystal-wayの作品(ヒガンバナ)

秋の彼岸の頃、決まったように咲き出す朱色の花と言えば、ヒガンバナですね。墓地に多いことから、少し気味悪い印象もあります。けれど近年では、群生地はポピュラーな観光地になり、白花も混じり咲くようになって、親しまれています。撮影にあたっては、アップから風景まで様々な撮り方ができそうです。ここでは、後ろに流れる川面を背景とし、波の描く模様で変化をつけてみました。
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  〔データ〕  ペンタックスMZ-S +  28-300㍉(300㍉使用)       フジクロームベルビア

by crystal-way | 2006-10-11 19:57 | 秋の花 | Comments(10)
2006年 10月 08日

ミッチーさんの作品(ユリと白樺)

白樺の木に寄り添うように咲く、スカシユリ(透百合)の作品です。黄色いスカシユリが白樺の木肌に映え、上品な佇まいを感じさせます。望遠レンズによる撮影で、浅いピントが背景の整理に役立っています。木肌はアウトフォーカスではありますが、ボケ過ぎずに雰囲気が伝わります。晴天で直射光のある条件ですが、陰のなかの花のため、しっとり再現されました。
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        〔データ〕   ニコンF100 + 70-300㍉        フジクロームベルビア

by crystal-way | 2006-10-08 23:27 | 初夏~夏の花 | Comments(14)
2006年 10月 04日

スナフキンさんの作品(ピンクの花)

キク科のピンク色がきれいな花です。ふさふさした毛並みを思わせる花弁が目を引きます。開いた花だけだと、花の形態がわかりにくいでしょう。ここでは、そばの蕾と開き出した花を加えて、この花の形態の変化を物語っています。暗めなグリーンの背景も、花の存在感を強めています。
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  〔データ〕 キャノンEOS一眼 + 150㍉マクロ      コダック エリートクローム100

by crystal-way | 2006-10-04 22:45 | 初夏~夏の花 | Comments(8)
2006年 10月 01日

タッキーさんの作品(タマスダレ)

初秋の頃、地面近くで白い花びらが目立つ花、それがタマスダレです。よく見ると、シンプルながら造形が綺麗です。この作品では、メインの花1輪とサブの花を、茎の線の流れのなかで無理なく構成しています。花だけでなく、茎の流れに着目したのが良かったと思います。ただし、メインの花の後ろにピンク色のボケを合わせたのが、気にかかります。この花の造形美や茎の線の流れは、むしろ全体がモノトーンの方が、引き立ってくるはずです。
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  〔データ〕  キャノンEOS-1N   +  70-300㍉       フジクロームベルビア

by crystal-way | 2006-10-01 22:13 | 秋の花 | Comments(10)