被写体に対し、
ローアングル(下から見上げる角度)、
ハイアングル(上から見下ろす角度)、いずれの角度から撮るかで、被写体(紅葉)の写り方や取り込む背景にも、大きな違いがあります。
【ローアングルから】・・・空に向かって撮ると逆光になるため、葉が透過光に透かされてきれいに色を再現します。ただし、他の紅葉や建物・道などとは組み合わせが難しくなります。
【ハイアングルから】・・・順光による紅葉はテカリが出やすく、色再現も冴えないとも言われます。ですが、地上にある他のものとの組み合わせが容易です。
では、ハイアングルからの撮影は、紅葉撮影に向かないのでしょうか。
ここで、作例(
オオイタヤメイゲツ)をご覧下さい。順光条件ながら紅葉の色再現が良く、近くのイロハモミジ(緑色)との組み合わせで、オオイタヤメイゲツが引き立っています。
筆者の経験では、日中の直射光があるような強い順光では、順光撮影は上手く行かないようです。むしろ、早朝・曇天・雨天・夕暮れなどの弱光のもとでは、順光での再現が良好になるようです。
〔データ〕ソニーα6000 + キャノンEF-S18-55ミリ F3.5-5.6 IS STM + マウント・アダプター(キャノンEOS→ソニーEマウント) 絞り優先オート F14 WB:太陽光 JPEG 撮影地:埼玉県川口市内