広角系レンズの描写の特徴は、パースペクティブ(遠近感)の強調と、被写界深度(ピントが合っているように見える奥行き)の深さでしょう。この特徴を活かせるのが、近景に充実した素材があるときです。
作例のように、手前にきれいなモミジがある場合、広角系レンズで一まとめに捉えることができます。被写界深度が深いため、紅葉の一枚一枚をシャープに描き出します。ここでは、中景のモミジの樹を引き締め役に取り入れました。
〔データ〕 ソニーα6000 + Vario-Sonnar T* DT 16-80ミリ F3.5-4.5 ZA(18ミリ使用) + LA-EA3アダプター(ソニーA→Eマウント) 絞り優先オート F16 WB:太陽光 JPEG 撮影地:武蔵野公園