ヤブツバキ(藪椿・ツバキ科)は、多くの園芸品種のツバキと異なり、古来より日本に生育する野生種です。古く万葉集に読まれた詩歌に出てくる椿は、このヤブツバキであろうと言われます。そのような昔から、人々の心を癒してきたと思うと、感慨が湧いてきます。
花が丸ごとポトリと落ちる散り方から、武士に嫌われたというのは流言のようです。現に、江戸城の一部である北の丸公園で、楚々と花咲いていました。
〔データ〕 FUJIFILM X-A1 + XC16-50ミリ F3.5-5.6 OIS 絞り優先オート F7.1 WB:太陽光 JPEG 撮影地:北の丸公園