滝や渓流のような流れは、カメラの
シャッター速度の違いで描写が変わります。高速シャッターではストップモーションで水の躍動感が写り、低速シャッターでは水のブレにより流動感が出ます。中速シャッター(1/30~1/125秒程度)では、中間の描写になります。今回は、中速シャッター(1/60秒)と低速シャッター(1/4秒)の作例で、違いをご覧ください。
一枚目は、
中速シャッター(1/60秒)で撮影。水流の全体としてはストップモーションのようでありながら、ブレて写ることで流動感も出ています。肉眼の印象に近い自然な描写と言えます。
二枚目は、
低速シャッター(1/4秒)で撮影。水流全体が流動感にあふれ、滑らかな曲線を描いています。肉眼を超えた描写になりました。
【中速シャッター(1/60秒)で撮影】
【低速シャッター(1/4秒)で撮影】
〔共通データ〕 ペンタックスLX + 70~300㍉ フジクロームベルビア